夏の思い出 3
前回からのつづきです
早く寝たので早く起きた。噴水前の広場では太極拳みたいなことをやる団体がいた。犬の散歩やジョギングをする人も多く、朝から騒がしい。水道で歯を磨いてる人もいる。本物のホ-ムレスの人だ。自分はアタマが痒くなるのがいやなので水道で洗う。溶け込めるよう、なるべくクタクタのT-シャツを着てきたがどうも本物らしくない。だいたい若い人がいないのだ。せいぜい家出人にしか見えない。それに本物の人たちは別にそんなに不潔でボロボロという感じではない。洗濯とかマメにしてるようだ。
本物の中には女もいる。必ず男とペアになっている。身を守るためには必然的にそうなるんでしょうかね。噂で聞いたが池袋にホ-ムレスの売春婦がいて、一回500円だという。ホントかな。
何もすることが無く、ただただ時間が過ぎていく。ちょっと山を降りて街に出てみる。一気にホ-ムレス気分がなくなる。所詮ニワカなので仕方ないがアホらしくなった。アメ横をフラフラ。数年前の年末、ここの魚屋でバイトしたのを思い出す。海老を担当したのだが冷たくて往生したっけ。海老はいろんなところが尖っているので手が傷だらけになった。社長さんが茹でダコを切ってくれて、食ったら無茶苦茶美味かった。昨日の昼から何も食べていないのでマックでハンバ-ガ-を一個買う。(当時七十いくらという思い切った値下げを断行した時だった。)
特にこれといったこともないまま夕方になる。公園内を延々歩きまわる。のどが渇いた時、いちいち水道を探すのが面倒なので、ごみ箱からペットボトルを拾い、洗って水筒にした。夜になったので寝ることにする。一体自分が何をやってるのかよくわからなくなる。昨日と場所を変え、コンクリ-トの段になったところで寝た。冷たくて気持ちがいい。
とにかく基本は退屈であり、やることがない。このあたりから何日目に何があったか記憶がごちゃごちゃになっているので、わりとそのへんテキト-です。次回に続きます。


コメント